「檜意森活村」は以前の台湾総督府営林局嘉義林場の宿舎区です。林業は嘉義の代表的な産業で、林行宿舎群はこの産業文化や嘉義都市や農村の發展の歷史的意義の証です。

日本統治時代の1914年頃ヨーロッパのチューダー様式を採用して建築されました。初期は来賓や当地職員の娯楽施設として使用されていました。1987年から林業自然保護署の社員宿舎として使用しています。

雲嘉南地域の農産物の展示や販売。地域農産物のブランド化やマーケティング強化などの助成をしながら、更に当地の地方学研究者や定年後ボランティアたちによる関連文化創造作品を結合し、定期的に特別展を開いています。

歴史的背景: T05 の改修中に、建物内で日本統治時代の男女別の入浴プール 2 つが偶然発見されました。 2つの入浴池からは、当時の林業従事者の入浴文化を知ることができます。

この地区には30の歴史的建造物があります。既存の建築空間レイアウトに基づいて日本の建物のスタイルを分析した結果、この地域には、戸建住宅、二世帯住宅、四世帯住宅、タウンハウスの4種類の建築スタイルがあり、面積は13〜30坪であることがわかりました。このうち、T24は当時の台湾総督府林業区嘉義支庁長の公邸であった。最高級の甲種公邸であり、歴史的にも最も重要な建物でした。この建物の屋根瓦は、日本の他の黒瓦や改良された理想瓦とは異なります。セメント板と台湾の赤いタイルで作られており、この建物は特に優雅に見えます。

「面月麓」は檜の里全体で最後に復元された建物です。現在は、貴重な林業関係の書籍やマルチメディア資料を数千冊所蔵する多機能閲覧室となっています。小屋内のスペースは滞在アーティストやアトリエとして利用できるほか、阿里山の林業、文化、生態、森林鉄道に関する読み聞かせ講座、森林鉄道物語りの家、手工芸教室なども開催されます。

「森林の歌」は嘉義出身で国際的に有名な芸術家王文志が林業自然保護署から依頼を受けて6ヵ月かけて制作した芸術作品です。神木と森林鉄道をイメージした高さ約14mの「森林の歌」は、林業文化村の新しいランドマークになっています。

「嘉義製材工場発電所」は、日本統治時代の嘉義林業製材工場の施設の一つとして1913年に建てられました。かつて台湾では珍しかった大スパンの鉄筋コンクリート造の建物です。この発電所では、米国から輸入した800kWの交流発電機と50kWの直流発電機を使用して発電を行っています。また、英国製の水管式蒸気ボイラー、給湯器、送水ポンプ、鉄製耐震煙突などの設備も備えており、これらが一体となって火力発電所を構成している。製材所、木材貯蔵庫、その他の林業生産システムに電力を供給するほか、嘉義市北門地区の電力センターでもあります。 阿里山森林農場では伐採が中止されたため、発電所の建物構造や、元々のセメント基礎にある配管穴などの歴史的特徴が今も保存されています。外観は、北側の赤レンガの煙突の土台、煙道、おがくず室がそのまま残っています。 2002年、動力室、おがくず室、乾燥倉庫が共同で嘉義市の「旧嘉義製材所」の歴史的建造物として登録されました。歴史的建造物を再生・再利用するため、2009年7月から1年かけて動力室を改修し、木彫展示室として再利用し、国内の木彫師が倒れた赤檜を使って制作した作品47点を展示している。それらは森の中に立つ芸術作品のようであり、丸太と林業文化の保存のための芸術拠点となっている。

動力室内のボイラーで発生した排気ガスと熱は、排気ダクトに接続された排気口から煙突に到達し、屋外の新鮮な空気と対流を起こして黒煙と廃熱を排出します。 1964年の白河地震により、かつて嘉義市のランドマークであった排煙突が破壊されました。現在は構造物の断面のみが残っており、嘉義市の歴史的建造物に指定されています。

1965年に森林保全局第二労働教育センターが設立され、さまざまな竹製品の手編みを実習する場として建てられました。 1969年に嘉義竹工芸加工工場が正式に設立され、手織り工場として使用され続けています。現在は研修教室となっております。

最初の製材所が1941年の中埔地震で破壊された後、日本政府は太平洋戦争における膨大な木材需要を満たすために新しい製材所を建設しました。建物全体は大量の木材と接合部で作られており、動力やおがくずの輸送設備は地下に設置されています。 2017年に発掘され、嘉義市の指定歴史的建造物となっている。

ウッドチップの保管スペース。第一世代の製材所で生産された木材チップは、ベルトコンベアを経由しておがくず室に送られ、さらに別のベルトコンベアを経由して発電室に送られ、火力発電の燃料として使用されました。セメント製の土台と開口部の構造が今も残っており、嘉義市の指定歴史的建造物となっている。

木材製品は選別された後、乾燥のために送られます。乾燥室は自然循環プッシュ式熱風乾燥方式を採用しており、空気を加熱することで湿度と風速を内外から調整し乾燥を実現します。現在は建物本体が復元され、木材の乾燥工程が展示手法で紹介されています。嘉義市の指定歴史的建造物です。

前後の2つのタワーと鋼鉄ケーブルで構成された木材吊り上げ設備。史料によれば、製材所の初代クレーン塔は、現在の車庫公園修理工場付近に位置し、後段のクレーン塔は、木材を貯蔵するための杉池を隔てて藤田村付近に位置し、最大面積は6.2ヘクタールであったとされる。嘉義木材工場の天井クレーンは比例イメージです。

1941年の中埔地震後に新築され、当時は「事務所」と呼ばれていました。 1965年に林業保護署第二労働教育センターの事務所として使用され、嘉義市の指定歴史的建造物となっている。