森林トロッコ列車、神木、雲海、日の出と桜、阿里山国家森林遊楽区は、台湾で最も有名で人々に愛される森林遊楽区で、阿里山山脈にある翡翠のようにキラキラと輝いています。
著名な高山観光用の森林鉄道は台鉄嘉義駅から乗車し、のんびりと列車に揺られ森林の風景を楽しみながら終点の阿里山駅に到着します。（現在の森林鉄道本線は嘉義—奮起湖路までの運行で、全面運行はしていません。）また、車で台18号線沿いに蛇行する山道を登って行くと約2時間で88.2k地点にある海抜2216メートルの阿里山国家森林遊樂区に到着します。
阿里山山脈は台湾五大山脈の一つで、実は阿里山は一つの山ではなく、この山一帯の範囲を指しています。昔から紅檜（タイワンベニヒノキ）と扁柏（ヒノキ）が豊富だったため、1912年から1960年代末期まで台湾で最大規模の林場でした。
日本と台湾政府の伐採を経過した結果、原始檜林はほぼ無くなり、現在では第一期と第二期巨木群桟道にある40本近くの紅檜巨木のみが残っており、人々にかつての壮大で神聖な神木林を思い起こさせます。中でも最も高い「阿里山香林神木」は高さ45ｍ幹周12.3ｍ、樹齢約2300年で、阿里山を訪ねる際に必見の名所です。
阿里山国家森林遊樂区内には豊富な生態があり、中でも最も特殊な植物は間違いなく稀少な蓧蕨（ツルシダ）、相馬氏石杉（コスギトウゲシバ）、阿里山十大功勞（ニイタカヒイラギナンテン）とイチヨウランです。動物には台湾獼猴（タイワンザル）、帝雉（ミカドキジ）、ヤブドリ、阿里山鴝（アリサンヒタキ）、アリサンサンショウウオなど珍しいスターが盛りだくさんです。
神木以外にも阿里山の見所や名所は沢山あります：森林トロッコ列車、神秘さ漂う姉妹潭、壮大で感動的な雲海、見事な祝山日の出、受鎮宮、百年慈雲寺、林業史跡、春には満開に咲き誇る各種の桜やツツジ…阿里山森林遊樂区は台湾霧林帯を代表する国際級観光名所です。全世界の旅人たちに、台湾山林の美しくて豊富な容貌を是非ご紹介したいです。