整然と植林された二葉松と紅檜（タイワンベニヒノキ）の間を蛇行する林道を散策していると、大きなリュックサックを背負う登山客と挨拶を交わし足りする際に、帝雉（ミカドキジ）がこっそりと後ろの林道の草村に見え隠れ、梢の火冠戴菊（ニイタカキクイタダキ）のさえずりが絶切れることもない；これらは向陽国家森林遊楽区を訪れる人々がよく出会う場景です。
有名な嘉明湖の人気とは違って、南横公路154k地点に位置し、海抜2320M、敷地面積もさほど大きくない向陽国家森林遊楽区はひっそりとしています。
しかしながら、ここには美しい植林地と穏やかな遊歩道がいくつかあり、園内遊歩道ではいつも十何種類もの野鳥のさえずりを耳にすることができ、国宝の帝雉（ミカドキジ）の雄姿やいたずらっ子のようにコソコソ動く山羌（キョン）や山羊（ヤギ）を見ることもできます。高海抜の清涼さと整然とした植林の優美と豊富な生態を楽しめるこの園区は、気軽に半日旅行を楽しめる最適の場所です。